国際財務報告基準(IFRS)特集ブログ

財務会計コンサルティングのMAAS LLCが導入に向けて加速し始めた国際財務報告基準(IFRS)に関する最新トピックスを提供します。

“IASC Foundation” は “IFRS Foundation” へ

IASB(国際会計基準審議会)の上位団体である“IASC Foundation”(国際会計基準委員会財団)は1日、“IFRS Foundation”(国際財務報告基準財団)へ名称変更されました。

IASC Foundation to become IFRS Foundation on 1 July 2010

IASBのウェブサイトのURLも変更されたようです。
http://www.ifrs.org/Home.htm

IASB/FASB「収益の認識」に関する基準案の公表

IASB(国際会計基準審議会)は24日、FASB(米国財務会計基準審議会)と共同で、「収益の認識」に関する基準案を公表しました。

IASB and FASB propose a new joint standard for revenue recognition

従来のIAS18「収益(Revenue)」及びIAS11「工事契約(Construction Contracts)」を置き換えるもの。

企業は顧客との契約に伴い「履行義務」(負債)を識別し、顧客に財・サービスを移転させることにより履行義務を果たした時点で「収益」を認識するという内容。

2010年10月22日までの期限で意見を求めています。

IASB work planの更新について

IASB(国際会計基準審議会)は25日、IFRS改正のスケジュール表である“work plan”を更新しました。

IASB work plan - projected timetable as of 25 June 2010

国際会計基準審議会(IASB)と米国財務会計基準審議会(FASB)は、現在2011年6月を最終期限として進められているIFRSと米国基準とのコンバージェンス計画(MoU)について期限を延期することを表明しています。今回の更新はそれを反映したもの。

IFRS(国際会計基準)の任意適用及び初度適用について

金融庁はIFRSの任意適用等に関して金融庁に寄せられた質問及びその回答のうち、IFRSへの円滑な移行の観点から広く周知する必要があるものを公表しました。

といってもQ&Aが1つだけですが・・・

[金融庁]IFRS(国際会計基準)の任意適用及び初度適用について

概要は次のとおりです。

(問の要約)アニュアル・レポートにおいてIFRSを採用している場合、有価証券報告書にといては初度適用の規定が適用されないと考えてよいか?

(答の要約)初度適用の規定は適用されない。ただし、監査証明を受けていることが前提。


JICPA IFRSテクニカル・サマリー(要約)を公表

日本公認会計士協会IFRSデスクは、IFRS及びIASのテクニカル・サマリーの翻訳を行い、公表しました。
ただし、このテクニカルサマリーはIASBの承認を得たものではなく、国際財務報告基準の規定を参照しなければならない、とのこと。

[JICPA]IFRSテクニカル・サマリー

IASB、米国とのコンバージェンス計画の期限延期を表明

国際会計基準審議会(IASB)と米国財務会計基準審議会(FASB)は2日、現在2011年6月を最終期限として進められているIFRSと米国基準とのコンバージェンス計画(MoU)について期限を延期することを表明しました。

IASB and FASB issue statement on their convergence work

改正すべき基準があまりに多大であり、慎重を期すため延期するものです。近日中に新たな行動計画(work plan)を発表するとのこと。

新刊書「あっ、そういうことか!IFRSガイド」

当事務所パートナー武田雄治の新刊書「あっ、そういうことか!IFRSガイド」が発売されました。

昨今IFRS関連書籍は多数出版されていますが、全体像の説明が不十分だったり難しくかかれているため各論が理解できない、とか、枝葉の各論まで踏み込んでしまいすべての理解を困難にしている、といったものも多く見受けられます。

そんな中、IFRSの全体像をわかりやすく伝え、各論は大事な論点を伝えることに特化したのがこの一冊。IFRS関連書籍を一冊だけ買うなら、これで充分、という内容になっています。

●目次
第1章 IFRSとは何か
第2章 IFRS導入へのロードマップ
第3章 IFRSの特徴
第4章 IFRSの主要な個別論点
第5章 IFRS適用によるITシステムへの影響
第6章 IFRS適用に関する課題と対策

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あっ、そういうことか!IFRSガイド
著者:武田 雄治
販売元:中央経済社
発売日:2010-05
クチコミを見る

IFRS適用第1号決算発表 日本電波工業

IFRS 適用第1号となる日本電波工業の2010年3月期の決算発表が行われています。

[日本電波工業]平成22年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

年金の積立過不足は純利益に計上しない?

4月29日の日本経済新聞の記事によると、IASBのデービッド・トウィーディー議長は、年金の積み立て過不足について純利益に計上せず、包括利益に反映させる方針を示した、ようです。これまでは年金の積み立て過不足は即時に純利益に計上する方針で議論が進められていたため、企業の損益に大きな影響を与えることが危惧されていました。

国際会計基準審議会(IASB)のデービッド・トウィーディー議長は日本経済新聞の取材に応じ、見直し中の年金会計基準について「年金の過不足を純利益に影響させない方法で数週間以内に公開草案を出す」と述べた。予定通り2011年4月にも最終基準を出す方針も示した。
IASBは当初、年金の過不足を純利益に直接反映させる案で暫定合意していた。ただ「純利益の計上による業績への影響を危惧する意見が多く寄せられた」という。金融商品会計では持ち合い株の時価変動を純利益に反映させない処理も認める方向で議論が進んでおり、年金会計も足並みをそろえる。「積み立ての過不足は包括利益に反映させ、純利益への再計上はできないようにする」という。
(日本経済新聞 4月29日朝刊より引用)

[ASBJ]David Tweedie IASB議長の講演

ASBJは、David Tweedie議長をはじめとするIASBのメンバーがASBJとの定期会合のために来日されるのを機に、IFRSを巡る最新の動向をTweedie議長から紹介していただくセミナーを開催するようです。

Tweedie議長の講演に加えて、IFRSの個別基準についての最新状況やIFRSを巡る日本国内の動きも紹介される予定とのことで、大変興味深いものです。

●日時:2010/4/28 13:00-16:00
●会場:よみうりホール(千代田区有楽町)

[ASBJ]ASBJオープン・セミナー:IFRSの最新動向と我が国への導入(第1回)

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